みんなちがってみんないい

永遠の新規(激重)

ライブNEVERLAND感想(魂編)

魂はコンじゃなくてタマシイと読んでほしい!
ガワ編(演出とか衣装とかダンスとか)を書くかどうかは現時点未定ですが、とりあえず魂編。
Twitterに書いたことと一部重複しますが、まとめておきます。
(いつも通りやっぱり長いです)

***
ひとつは、みんなすごくアイドルで、でもすごく人間で、同時にやっぱりアイドルだなぁ。と思ったこと。

わたし前回のツアーは東京ドームだけだったんだけど、
今回はありがたいことにアリーナ会場にも入らせてもらって、さらにアリーナ席だったりもしたので、
ほんとにすぐ手の届く距離に彼らは居て。

ずっとニコニコしてるだけじゃないし、そりゃ真顔になる瞬間だってあるし、
近くに来れば当たり前だけど私たちと同じくらいの人間のサイズ感だし、汗もかくし、喉だって枯れるし、落ちてくる前髪は邪魔だし、
うちわを探す目線の動きとか、自分の歌パート前に溜める感じとかもね。
固い画面の向こうの綺麗な人形じゃなくて、
ちゃんと体温も感情もある生きた人間だなぁというのを凄く実感した。

でもアイドル。

慶ちゃんがメンバー順に「会いたかったかー!?」って煽るくだりで、
最後に「小山に会いたかったかー!?」ってコールに、大声で応えるファンに「ぁりがとぉ//」ってちょっと照れたみたいに嬉しそうにしたり、とか。

シゲちゃんが「シゲに会いたかったか―!?」のレスが小さかった(急に始まるこのコールのトップバッターだったから、ファンがついてこれてなくて声小さくなっちゃったせいなんだけど)ことを
MC時間終わってるのにマイクオフで慶ちゃんに訴えてリベンジしたがったりとか。
(これ、シゲちゃんそういうトコこだわるんだ?!ってすごく新鮮だったけど、こだわってくれた、声欲しがってくれるんだ、ってことが無性に嬉しかったんだよね…)

まっすーは客席を大きく見渡して、しみじみと客席のファンの姿を眺めたり、ファンの歌声に聞き入ってたし、
てごちゃんはファンの止まらないNEWSコールに泣きじゃくってたし。

ただ「お仕事」でライブやってるんだったら多分でないであろう、
とてもとても嬉しそうな顔や、安心した顔、そしてファンの声に心を動かしてくれる様。

正直「そんなに嬉しいんだ?!」ってびっくりしたくらいなんだよね。
NEWSちゃんがファンを大事にしてくれて、ファンを好きでいてくれるのはわかっていたつもりだけど、
あ、そんなに?っていう、ね。

ファンとして僭越ながらですが、
本当にちゃんとNEWSの4人を愛しているファンの声がないと、アイドルとして立ってもいられない人たちなんだなぁ
って思ってしまった。
NEVERLANDの言葉で言えば、
好きだよ、応援してるよ、ちゃんと見守ってるよ、っていうファンの声援が
彼らにとって絶対必要なエレメントのひとつなのかなぁ
なんて、自惚れてると言われるかもしれませんが、思ったわけです。

彼らは「ファン」の声援が必要な「アイドル」で、
でもお互い人間なんだから、声に出せば想いはちゃんと届く。
そして彼らはそれらをきちんと受け止めてくれる人たちだ。

私は大勢の「ファン」の中のひとりでしかないですが、
この感覚を忘れないでいたいなぁと思ったのでした。

***

あともうひとつ思ったのは、「もうこの人たち、1/4じゃなくて4/4だ」ってことなんですけども。
(計算が合わないとかは気にしない!)

入らせてもらったアリーナと、最後のドームを経て、まず思ったのはシゲちゃんのことで。
確実に上手くなった歌(※1)とか含めて、シゲちゃんに自信がどんどん積み上がってるのはもちろんだけど、
大きく変わったのは責任や覚悟では?と思っていて。
今までの「メンバーのひとりとして」「NEWSの1/4として」ではなくて、必要なときには4分の2とか3とかにならなければいけない可能性があることを視野にいれた、責任。
万が一、周りの3人が弱っても、1人で3人を支えることへの覚悟。

私はシゲちゃんが名古屋で喉をやった公演に偶然立ち会えてしまったんだけど、
今回おそらく一番チカラを入れてきたと言ってもいいだろう歌が本番で歌えない、自ら大見得切ったのに歌えない、という悔しさの面もさることながら、
この件に関してはどちらかと言うと、リハ・本番ともに、他のメンバー3人がそれぞれの方法で、全力でシゲちゃんをフォローした、という点にポイントがあると思っていて。

そのフォローもね、慶ちゃんも同じタイミングで既にだいぶ声を枯らしてたし、
歌慣れしてるまっすーですら、コヤシゲほどではないもののちょっと声枯らしてる状態で、
みんなに余裕があった訳でも、万全の状態でもなかったけど、歌や煽りの声を張って、フォローしてたという状態。

一時的ではあるけど、ちょうどその時に歌の面で1/4の出力が出なかったシゲちゃんを、
他の3人が1/4以上を出力して、ちゃんと全部で1になるようにした。

シゲちゃんも、それをちゃんと見てて、わかってて、
そのことに本番MCでも、後のシゲクラでも触れていて。
他でもないメンバー全員が、自分の悔しさを理解してくれた上でフォローしてくれたって事実をすごく真摯に受け止めたんだろうな、という感じがした。

その後の和歌山、広島は入ってないのでわからないけど、
そのあとのドーム2日間で見たシゲちゃんが何だかすごく逞しく頼もしくなってる気がして、ちょっとびっくりしたんだよね。
ドーム初日のあと、自分の中に最初に出てきた感想は「シゲちゃん強くなったなぁ」だったんだけど、
思えばそういうことだったんじゃないかな、と。

だってね、ドーム初日にまっすーがU R not aloneの頭から泣いちゃって歌えなくなったとき、いつも通りならシゲちゃんが真っ先に釣られるかなぁと思ってみていたけど、
びくともしてなくて、にこにこと優しい顔でまっすーを見つめながら、立て直して歌いだすのを、下ハモで待ち続けたんだよね。

あと慶ちゃんがニャン太~恋しら~フルスイングでずっとシクシク泣いてたあとも、
センステに向かって移動しながら、慶ちゃんのお尻をベシッと叩いて、励ますみたいに笑いかけててね。

同じようにオーラスでてごちゃんが泣きじゃくって、慶ちゃんがつられ泣きしてた時も、シゲちゃんは全くつられず、ニコニコしながら2人を抱きかかえてずんずん進んでいった。

どれもシゲちゃんが1/4以上を出力して、他のメンバーをフォローしてて、
ツアーを通して、あの名古屋を経て、あぁ強くなってる、と思ったのです。


次に思ったのはてごちゃんのことで、
先の1/4の話で言えば、たぶんだけど、彼は4人になった時、俺が引っ張ってくって決めた時に、「4/4やる」って決めてたんだろうなという風に思ってて。

でも今回、てごちゃんは逆に3/4部分を手放しても大丈夫なんだって思えたんじゃないかなぁ。
オーラスでメンバーに支えられながら泣きじゃくりながらよたよた歩くてごちゃんを見て、
きっとこれまでの彼だったら、全く同じ状況だったとしてもあんな風に素直に感情を出したりしないんじゃないか、
涙は溜めても強がって前向いて歩いたんじゃないかと思うんだけど。
今回はそうじゃなかった。
ちゃんと3人に頼って、支えてもらって歩いてた。
それ見て、あぁよかった、ってちょっと安心したんだ。
ちゃんと泣けてる、って思ったし。

そのあとのKラジで、慶ちゃんに個人的に相談して、泣いてたことも聞いたよ。
自分が強くいることができない状態になることもある、ってわかったのかもしれないし、
そうなった時に、しぼんじゃった姿を見せて、助けて、って求めることができるのが今のメンバーなんだなぁ、って思えてそれも安心したの。

オーラスのあの時、ちょっと出力の弱まっちゃったてごちゃんを、
アイドルとしてファンの声援に応えるという部分を担って、ステージ行こう、と連れ出したまっすーがいて、
今回のライブ俺たちで引っ張ってこうと言い合って、助け合ってたシゲちゃんは、その肩を抱いて歩みを支えて頭を撫でて、
個人的に悩みを聞いて、気持ちの部分を分かって支えてた慶ちゃんは、自分だって泣いてるのにお顔挟んで笑いかけて。
3人がちょっとずつ出力を上げて、フォローしてた。


去年は4人ひとりひとりがちゃんと1/4を担ってるんだ、って実感できて、それに感動して噛み締めてたんだけど、今年はそれを更に越えて。
各々が4/4にならないと、という責任が見えた。
その時々で、弱ってるのが誰であっても、他のメンバーが自分のカバーエリアをちょっとずつ増やして、凹んじゃった部分を埋めてあげる。
それが全員ちょうどいいバランスでできている。
わかってたけど、いいチームだなぁ、って安心と、まだ進化するんだ?っていうびっくりと。

そういうのも含めて、オーラスはダダ泣きしながら見てました。

 

ただね、今回のツアーって、図らずもドラマチックな展開になってしまって。
これは、4月からツアーやります!って嬉しそうに教えてくれた時も、
NEVERLANDってタイトルでアルバム作ろう!って時にもきっと全然予想していなかったことで、かつ決して彼らが望んだ展開ではなかったはずで。

本来はこうならなかった展開で、本当なら無い方がよかった展開で、でもあってしまった。
色々あったね、大変だったね、乗り越えたね、頑張ったね、ってなったけど、それはそれでそうなんだけど、
何というか全てが示し会わせたようにタイミングが重なってしまって、乗り越えざるを得なかったけれども、
この数ヵ月の瞬間だけポンと切り取って、ここだけをどうこう言ってしまっていいのか、みたいなのもちょっとあって。

なんというかな…これってこれまでの全力の積み重ねがあってこそ出せた結果だし、
そしてこれからもNEWSの歴史は続いていくし、それはこれまでの15年より長い可能性もあるし、
その長い長い中の一瞬たる数ヵ月だけど、その大きな流れの中の一部である、前後は繋がってるという前提で考えたい。

だってここまでに1/4ができてたからこそ、4/4になれたんだろうし、
今回一時的に強風は吹いたかもしれないけど、そこをちゃんと明日に繋げるだろうという確信が持てる彼らだし。

あくまでそういう前提で。
でもやっぱりその中でも、たぶんものすごく大事な瞬間だったんじゃないかと思っていて。

この「点」を見て、卒業していったファンもきっといるし、メンバーもいろいろ考えることがあったのかもしれないけど。

でも、少プレのダイノジ大谷さん(※2)回で「今後のNEWSは手越がいつ泣くかがポイント」と仰ってたのが
どうしても今回のことを指しているように思えてね。
「泣く」ということだけなら、てごちゃん結構ちょいちょい泣いてると思うんだけどw
今回の「泣く」は全然そのバックグラウンドが違くて、
発露の仕方は指摘通り"てごちゃんの涙"という形だったけど、根底には4人各々の4/4的意識があったとすると、
これが、今後のNEWSを決めるきっかけであって、ここから何かが大きく変わるんじゃないだろうか、と勝手な予感と期待がある。
もちろん良い方向に。

だから決して、NEWSの行く末に不安や心配はないんですよね。
その時々でメンバーが疲れちゃったり凹んじゃったりするのに対して、
大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?しっかり寝て休むのよ?!っていうオカン的な心配はするけど、
チームとしては良い方向にしか進まないと思っているし、全員のベクトルは同じ方を向いてると思うから。

 

あのー…全然具体的じゃないフワッとした話だわ、
謎の4/4理論持ち出してるわで伝わらなさMAXだし、完全に自己満足で申し訳ないですが…。

だってなんかさ、みんなで泣いたり苦しんだりしたことも、きっとちゃんと消化して、明日の助走にして、
何年か後に「いやー!あん時はマジしんどかったね!!」なんつって4人とファンとで笑えてる未来がもう見えてるんだよな。
そういう意味でやっぱ線なんだよなーっていう。うーん伝わらない!w


で、なんだかんだ、ツアー終わってみて、
いやーーーーNEWSってめっちゃくちゃ面白いな?!!?
っていう感想なんですよ。急にざっくりまとめますけども。

こんなに日々刻々と感情の動いてく様が見れて、進化していく彼らを目の当たりにできて、何ならそのターニングポイントになるかもしれない瞬間に立ち合えたりするんだよ。
超楽しいね!これだから生きてるアイドル応援してるのめっちゃ楽しい!
何もない日だってドラマチック!ひゃっほー!←

NEWSに巡り会えてよかったなぁ。間違いなく毎日の糧になっています。
彼らが今年もツアーをやってくれたこと、自分が運よく今回のツアーに入れたことも、本当に感謝しかないです。ありがとう。
これからもワクワクさせてもらうね!!

 

(※1)シゲちゃんほんとに歌声が揺れなくなったし、上手くなったなぁぁって今回しみじみしてしまった。一番グッときたのは、がぜん歌が走らなくなったのと、それでもやっぱり走ってしまう場面があったんだけど、自分で走ったのに気付いてて、ちゃんとパート内で修正してくるところですよ…うぉぉすごいぃぃ…!

(※2)いやでもこれ予言したなら、DTF復活させた男は伊達じゃないぞ、と思う…すごいぜ大谷さん。